せこいマーケティングの典型的な例と程度を示すエントリー

SEO上位表示絶対主義者は、上位表示ということが結果の全てであって、ウェブサイトの目的がコンバージョンの獲得であるという発想も無いと思われているかもしれません。

「SEOの必要ない上位表示テクニック」という情報を、SEO上位表示絶対主義者の前で、無料で提供するというキャンペーンを行ったら、結構な割合で申し込みのリンクをクリックするのではないでしょうか。

このエントリーは、SEO上位表示絶対主義者に対してとやかく言うものではありません。
そんな偏った考え方のSEO実践者は居ないでしょうし、あくまでもマーケティングの例として、ご了承願います。

申し込みフォームに入力するだけで、無料で「SEOの必要ない上位表示テクニック」が送られてくるのですから、申し込まない理由はありません。
しかも限定100部しかないとなったら、申し込みへのモチベーションが上がりますよね。

必要事項を入力して送信すると、受信トレイに「SEOの必要ない上位表示テクニック」のPDFファイルが添付されて届きます。

期待を胸に抱きながら読み始めます。
最初は素晴らしいSEOの未来像などの思想が綴られて、とても共感を得たのですが、次第に眉間にシワが寄っていくのです。
そして最終のページに、結論が書かれていました。

「検索連動型広告で一番高い金額で入札しよう!そうすると検索結果よりも上にあなたのサイトへのリンクが表示されます!」